3話 僕らのママの幼児期

僕らのママ日記

初めての気まずさ

ママは自分では意識してなかったけど、とっても可愛いくてお人形さんみたいだったから男の子にはモテた。

幼稚園の年長組さんの頃のある日、お友達と2列ずつに並んでお散歩に行く時のこと。

先生が「今日は、男の子は好きな女の子の前へ行って、手を繋いで下さいと言ってごらん!

と言った。

するとママのところには男の子が数人かけよってきた。

ママと手を繋ぎに来た男の子達の中には、クラスの女王様カナちゃんの好きな男の子もいた、、、

他の女の子達からの目線に「気まずい」という気持ちをママは生まれて初めて知ったのかもしれない。

5歳から始まる女の戦い

その事があってから、ママは女の子達から嫌われてしまったように感じたんだって。

なんとなく、特定の子達から無視されている?

お友達の家でかくれんぼしていても、ママはずっと隠れたままで誰も見つけに来てくれなかったり。

隠れていたところから出ていくとみんなでケーキを食べていて、「あ、いたんだ?」と言われてしまった。

ママは何も意地悪してないのに、なんだか意地悪されちゃう。

これがママの最初に体験した女の世界の怖さ。

さぁ、どうやって自分を守ろうか?!

ママの戦いは始まっていく。

お楽しみに!


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