嫌な気持ちを表現出来なかったママ
僕らの大好きなママも昔は僕らと同じ小さい子供だった。
僕らのママは、パパと出会い僕らのお母さんになるまでにたくさんの冒険をして楽しい思い出も悲しい思い出も悔しかった思い出も感動の思い出もたくさんあるみたい。
そんなたくさんの経験を経て、僕らの大好きな今のママがいるわけだ。
前回のお話で紹介したけど、
ママは幼稚園の年長さんの頃、生まれて初めて女の嫉妬みたいなものを目の当たりにした。
嫉妬からちょっとした仲間外れ、ちょっとしたいじめを経験した。
ママはママのお母さんにそんなイヤな思いをした事をなぜか相談出来なかった。
なぜだと思う?
「あなたにも何か原因があるのかもよ?」と、責められちゃう気がしていたからなんだって。
ママはもうこんな小さな頃から、自分のお母さんにさえ気持ちを伝えることが上手に出来なかった。
兎にも角にも共感してあげよう
もし大切な人が悲しい気持ちになっていたら、まずは話を聞いて共感してあげよう。
「そんな気持ちになったら、誰だって悲しいよね。」
「辛かったね」
大切な人が悲しんでいたら、悲しい気持ちに押しつぶされないように守ってあげよう。
「大丈夫だよ。僕は君にそんな事しないからね、絶対。君のことがとても大切だから。」
そんな風に伝えてあげよう。
だって大切な人なんだから。
「あなたにも原因が、、、?」なんて聞く必要があるなら、もう少し後でいいんだ。
まずは受け止めて、守ってあげようよ。
悲しみから。
そうすれば、安心する。
この人には話してみよう。聞いてもらおう。心が落ち着くまで。
そう思ってもらえたら、いいよね。
世界中のお母さんやお父さんがそんな風にして子供を守ってくれたらいいよね。
小さい僕らにとって絶対的に守ってくれる人、それがお父さんやお母さんであって欲しい。
そう思うんだ。
でも、守ってもらえなかった子供が世の中にはたくさんいるのも現実。
それに、お父さんやお母さんは子供よりも先に天国へ行ってしまう可能性も高いから、ほとんどの人が大人になればなるほど絶対的に守ってくれるお父さんお母さんがいなくなってしまう。
だからね、自分がお父さんやお母さんの代わりになって、自分という大切な人を守ってあげよう。
悲しみから自分を守ってあげよう
辛くて悲しい時には、「それは辛かったね」って自分に言ってあげよう。
「そんな辛いことがあったら、誰だって悲しいよ」
「今はとても悲しくてしんどいけど、だからってこの先ずっと、こんな気持ちでいる必要ないんだ」
「大丈夫だよ、きっと楽しくて笑っちゃう日が来る。僕はずっとそばにいるからね。」
こんな感じで、自分に言ってあげよう。
おかしくなんかないよ。ちっとも。
自分自身が最愛の存在
僕こそが僕の最愛の人なんだ。
自分を愛するってこういう事なのかも。
僕らのママは長い事、自分を愛することが出来なかった。
でも、最愛の僕らと出会って、ママ自身も最愛の存在であることを知った。
僕らのママが自分への愛を知るまでの長いお話もまだまだ続くよ。
お楽しみに
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